オールシーズンタイヤへの履き替えを検討していませんか?
突然の寒波や雪の予報で「スタッドレスタイヤに履き替えるべきか?」
と悩むドライバーは少なくありません。
実際に履き替えた経緯や違いなど、実体験をもとに解説します。

年に数回しか雪道を走らない方にとって、スタッドレスタイヤの購入や保管は負担になります。
そこで選択肢となるのが、オールシーズンタイヤです。
静岡県は、(山間部でなければ)比較的温暖で降雪は稀です。
オールシーズンタイヤに履き替えました
普段は、凍結路や降雪路を走行する機会は、ほぼ有りません。
しかし、ここ最近の寒波到来により、状況が変わりました。

直近で遠出する予定があり、その道中が降雪の地域を通るルートでした。
しかし、スタッドレスタイヤを購入するほど雪道を走る頻度はありません。
そこで選んだのが、オールシーズンタイヤでした。
履き替えはガソリンスタンドで実施
タイヤの履き替えは、知人が勤務しているガソリンスタンドで行いました。
決定までには、複数の店舗で見積もりを取りました。
- 近くのカー用品店
- 家族の車の車検を依頼しているガソリンスタンド
- 知人の働く店舗
- (ディーラーも予定していたが見積は取らなかった)
結果、知人の店舗が最も安価でした。
最寄りのカー用品店との差額は、タイヤ代だけで結構な金額になりました。
※具体的には4万円ほどの差がありました。

別のガソリンスタンドでは、見積の前にこんなことを言われました。
「空気圧センサーのリセットが必要になるかもしれない。
先にディーラーで確認してから連絡してほしい。」
専門的な装置が必要になる場合があるとのことでした。
履き替えの時間は1.5時間ほどだった
履き替え作業は、平日の朝9時頃に予約しました。
作業時間は約1.5時間でした。

フルサービスのガソリンスタンドのため、給油で来店する車が次々と訪れます。
その合間を縫って、丁寧に作業を進めてもらいました。

作業完了後、予想外のサービスがありました。
車内外の洗車を、無料で行ってくれたのです。
ちょうど洗車をしようと考えていたタイミングだったため、非常にありがたいサービスでした。
オールシーズンタイヤについて
オールシーズンタイヤの特徴とは?
オールシーズンタイヤは、夏タイヤとスタッドレスタイヤの中間的な性能を持つタイヤです。
一般的な特徴は以下の通りです。
- 一年中履き替え不要で使用できる
- 浅い雪道や軽微な凍結路に対応可能
- ドライ路面・ウェット路面でも走行できる
- スノーフレークマーク付きなら冬用タイヤ規制に対応
- タイヤ保管場所が不要になる
- 履き替え工賃が削減できる

ただし、万能ではありません。
夏タイヤほどのドライ・ウェット性能はありません。
スタッドレスタイヤほどの雪上・氷上性能もありません。
あくまで「程々に対応できる」タイヤだと理解しておく必要があります。
今回は「ヨコハマタイヤ BlueEarth-4S AW21」に履き替え
今回選んでもらったのは、ヨコハマタイヤのBlueEarth-4S AW21です。
このモデルの特徴は以下の通りです。
- スノーフレークマークを取得し、冬用タイヤ規制に対応
- 新パタンデザインにより雪上・氷上性能を向上
- V字型のトレッドパターンで排水性を確保
- 専用ゴムコンパウンドで低温時の性能を維持
- 静粛性を高める設計でロードノイズを低減
- 耐摩耗性能を向上させ、ロングライフを実現
- ウェットグリップ性能「a」を獲得

ヨコハマタイヤは、国内メーカーとしての信頼性もあります。
夏タイヤもヨコハマタイヤでした。
このタイヤにした理由
タイヤ選びでは、2つの条件を重視しました。
1つ目は、スノーフレークマークがあることです。

スノーフレークマークは、欧州で冬用タイヤとして認証されたマークです。
冬用タイヤ規制の区間でも、このマークがあれば走行可能になります。

とはいえ、スタッドレスタイヤには敵いません。
あくまで「一定の性能が認められている」という証明です。

2つ目は、なるべくロードノイズが静かなものであることです。
以前、オールシーズンタイヤを履いた車を運転したことがあります。
その車のロードノイズがうるさく感じた経験があります。
(オールシーズンタイヤの記事で書いています)

「オールシーズンタイヤはロードノイズがうるさい」
という印象を持っていたため、静粛性能も重視しました。

このタイヤには、静粛性を高める設計が施されています。
この点が、最終的な決め手となりました。
履き替え前後の違いについて
ハンドリングや乗り心地について
履き替え後のハンドリングや乗り心地に大きな変化は感じませんでした。
86に乗っていた時は、夏タイヤとスタッドレスタイヤを季節ごとに履き替えていました。
当時はタイヤサイズも異なっていました。(夏=17インチ、冬=16インチ)
スタッドレスタイヤの方が柔らかくて乗り心地が良く、さらに燃費も良好でした。

今回は、同じタイヤサイズでの履き替えです。
柔らかさを感じることもなく、走り出しが早くなったこともありません。
また、SUV車のタイヤ特有のフラつきやすさも、今のところ感じていません。

ハンドリングについては、気持ちハンドルが軽くなった様に感じました。
「空気圧少し高めにしておいたから」なのかもしれません。
ロードノイズについて
これは、一番の懸念事項でした。
結論から言うと、やはりロードノイズは大きくなったように感じました。

履き替え前後で、車内の音をスマホで録音してみました。
舗装の状態や速度域には、それなりに差異があります。
しかし、その差異を考慮しても、ロードノイズは大きくなったと感じます。
※録音データは別途ご確認ください。
静粛性を重視して選んだタイヤですが、夏タイヤと比較すると、やはり差があります。
高速道路など、速度域が高い場面では、より顕著に感じるかもしれません。
オールシーズンタイヤで気を付ける事
得意・不得意があることを知っておく
オールシーズンタイヤは、万能ではありません。
見積もりを依頼したカー用品店の店員も、こう話していました。

「夏タイヤほどのウェット性能はなく、
同様に冬タイヤほどの凍結路や厚雪の走行性能もない。
中途半端とも言える。」
各タイヤの路面状況に対する走行性能を、表にまとめました。
| 路面状況 | 夏タイヤ | オールシーズンタイヤ | 冬タイヤ |
|---|---|---|---|
| ドライ路面 | ◎ | ○ | △ |
| ウェット路面 | ◎ | ○ | △ |
| 浅い雪道 | × | ○ | ◎ |
| 深い雪道 | × | △ | ◎ |
| 凍結路面 | × | △ | ◎ |
この表からも分かるように、オールシーズンタイヤは「程々に対応できる」タイヤです。
極端な路面状況では、専用タイヤに劣ります。
この特性を理解した上で、使用することが大切です。
履き替えた直後は感覚の違いがあることを理解する
履き替え作業が終わった時、知人から注意を受けました。
「このタイヤのパターンは、ウェットでのブレーキ性能が夏タイヤに比べて弱い。
雨天時の走行は気を付けた方がいい。」

前述の得意・不得意な路面状況と合わせて、タイヤの特性を知っておく必要があります。
急ブレーキが必要な場面では、制動距離が伸びる可能性があります。
特に雨天時や雪道では、車間距離を十分に取ることが重要です。

余談ですが、前年の夏にヨーロッパを訪れた知人の話です。
ドイツやオーストリアでは多くの車がオールシーズンタイヤを履いているそうです。
※特にミシュランが多いとのことでした。
欧州では、オールシーズンタイヤが一般的な選択肢となっているようです。
オールシーズンタイヤが向いている人について
オールシーズンタイヤが向いている人は、
「雪道を走行する頻度が少ない人」です。

年に数回程度、雪道を走る可能性がある方には、有力な選択肢となります。
また、経済的な(履き替え工賃など)メリットも見逃せません。

オフシーズンのタイヤ保管場所も必要ありません。
これらのコストが気になる方にも、オールシーズンタイヤは適しています。
ディーラーの担当談「スタッドレスのレンタル」も無くはない?
空気圧センサーの対応について、ディーラーの担当者に確認しました。
「(私の車の場合)センサーリセットの必要ナシ、タイヤ交換は大丈夫!」との回答でした。

その際、担当者からこんな提案もありました。
「スタッドレスタイヤのレンタルをやっている所もありますよ。
それを利用するのもいいかもしれない。」

今回だけなら、レンタルの方が経済的で合理的です。
(調べて記事にしようと考えてます)
各自の運転事情は様々なので、運転事情に合った適切なタイヤ選びが大切です。

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