車に消火器が備えられていると、万一の火災に初期消火ができます。
消火器の設置が義務になる場合があるのをご存じでしょうか?
他にも、二酸化炭素が使われている物がおすすめされる理由について書いていきます。
車に消火器 義務になる場合とは?
事故や故障で車両火災が発生するニュースを目にする事があります。
安全の為に車両から離れる事が大切です。
初期消火ができた場合は、周囲への影響も少なくなります。
自動車には消火器の設置が義務付けられている場合があります。
- 乗車定員11名以上の自動車(それを牽引する牽引自動車)
- 幼児専用車
- 高圧ガスや危険物、放射性物質等を輸送する(それを牽引する)自動車
上記の場合は設置する義務があります。
危険物等を輸送する場合は、消火剤成分や充填量なども決められています。
JAFでは、設置義務がない車両にも消火器の設置を推奨しています。
車に消火器 二酸化炭素がおすすめな理由
車に設置する消火器、種類は多くありますが二酸化炭素の物がおすすめです。
その理由は…
- 汚れない
- 廃車のリスクを減らせる
です。
少し細かく書いていきます。
車に消火器 二酸化炭素がおすすめな理由➀汚れない
1つ目の理由として「汚れない」という理由です。
二酸化炭素はガスなので、消火器そのものの使用で汚れる事はありません。
※火により樹脂製部品の変形等は考えられます
小学校等での避難訓練で消火器を使った事があります。
ピンク色っぽい粉末が出てきた記憶があります。
粉末の消火剤では、粉末で消火した箇所が汚れてしまいます。
粉末が奥の隙間まで入り込んで掃除しきれない事が考えられます。
その点では、ガスで消火する二酸化炭素の消火器は汚れません。
車に消火器 二酸化炭素がおすすめな理由② 廃車のリスクを減らせる
2つ目は「廃車リスクの低減」です。
粉末の消火剤は汚れの除去が大変(というか除去しきれない)です。
それだけではなく、種類により廃車となるリスクがあります。
消火器を使う時点で廃車確定の場合が多いと思われますが…
消火剤の成分によっては腐食を起こす場合があります。
消火剤がアルカリ性の物は腐食の原因となります。
中性の物もあります。
隙間に入り込んでしまうと、電装品の故障等の原因となります。
そんな二酸化炭素の消火器を探してみました。
二酸化炭素ガスで消火する車両専用消火器です。
シートベルトカッターやガラス破砕機も付いています。
※画像はカッター&ハンマーの商品リンク
他にも、不活性ガスを使用した消火器が販売されています。
(楽天市場などへの出品はされていない模様です)
車両火災は初期消火が大切です。
燃料が搭載されている分、火が大きくなると大変危険です。
万一への備えをしておいて損はありません。
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