タイヤチェーン 布製の性能とは? 取り付けやメリット デメリットについて調べてみた

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タイヤ

タイヤチェーン、布製の性能はいかに?

取り付けやメリット、デメリットについて調べてみました。

 

 

タイヤチェーン 布製の性能は?

 

 

タイヤチェーンの布製の性能について調べてみました。

タイヤチェーンといえば、凍結した路面を走行する時の必需品です。

 

 

 

 

調べた結果としては「常用はできないが、常備には最適」でした。

タイヤチェーンには布製の他に、金属製や非金属製(樹脂やゴム)の物があります。

それぞれを様々な面から見比べてみました。

 

 

タイヤチェーン 付け方から考えてみた

 

 

まずは「タイヤチェーンの付け方」という面から考えてみました。

 

 

 

 

タイヤチェーンを装着する場面は、雪に囲まれた場所というのがイメージできます。

気温も低いので、簡単に取付できるに越したことはありません。

 

 

 

そこで1番簡単に取付できるものが「布製」のタイヤチェーンです。

付け方としては「半分被せる→タイヤ半分移動する→もう半分被せる」です。

 

 

 

 

「車を動かさないで取付」という場合は、非金属製や金属製が有利でしょう。

製品により車を動かす必要のある物もあるので、選ぶ場合は取付方法を確認しましょう。

 

 

 

 

また、タイヤとタイヤハウスの間隔が狭い場合は、奥の方に手が届きません。

この場合、ジャッキアップが必要になる可能性があります。

 

 

 

 

86の場合は恐らくジャッキアップしての装着になると思われます。




 

タイヤチェーン 乗り心地 振動 走行音は?

 

 

次は、乗り心地や振動、走行音に着目してみました。

金属製のタイヤチェーンでは、振動や走行音が大きいようです。

 

 

 

 

子供の頃にバスで行ったスキー合宿では、タイヤチェーンの振動と音が印象に残っています。

一方、布製タイヤチェーンは布なので非装着の状態と変わらないようです。

 

 

 

 

では、非金属製タイヤチェーン(樹脂・ゴム)ではどうなのでしょうか?

 

 

 

 

リサーチの中でレビューを見る限りでは、

「布製には劣るが金属製より遥かに快適」

という印象でした。

 

 

 

 

走行する路面の状態によっても乗り心地や振動、走行音は変わります。

雪の多い路面の方がアスファルトむき出しより快適、というレビューがありました。

 

 

タイヤチェーン 寿命や耐久性は?

 

 

タイヤチェーンの耐久性について調べました。

路面の状況や、使用後の管理方法により変動はありますが、概ね5年程度の耐久性があるようです。

金属製タイヤチェーンは10年程度持つ場合もあるようです。

 

 

 

 

どのタイヤチェーンにおいても共通しているのは、

「雪の少ないorアスファルト剥き出しの路面は寿命が短くなりやすい」

という事でした。

 

 

 

 

金属製や非金属製のタイヤチェーンでは、路面との摩擦による熱や削れにより劣化します。

これらのタイヤチェーンでは、1/3~1/2程が摩耗している状態を買い替えの目安にするのが妥当な所と考えられます。

 

 

 

 

万が一、装着中に切れてしまった場合は、タイヤハウス内の破損や駆動・サスペンション関係を壊してしまう事があります。




壊れた場合の修理・代車の費用を考えればタイヤチェーン買い替えの方がはるかに安く済みます。

 

 

 

 

布製のタイヤチェーンは削れる(摩耗)よりは、路面に引っ掛かり等で劣化します。

走行する路面の状態によって、劣化の度合いは変化します。

出発前やシーズン前にタイヤチェーンの状態を確認しておく事が大切です。

 

 

 

 

布製のタイヤチェーンの交換目安は、

  • 裏地が見える状態
  • タイヤ幅の1/3以上の大きさの穴ができた(3cm)状態

が、交換目安とされています。

 

 

 

 

非金属製タイヤチェーンを購入する場合は、認定品を選ぶというのも選び方のポイントです。

これは、日本自動車交通安全用品協会(JASAA)による実車走行試験をパスした製品の事です。

 

 

 

 

認定品のタイヤチェーンには、収納ケースに認定マークが表示されています。

認定品の長所の1つとして、実車走行試験により600km以上の耐久性が認められている、という点があります。

 

タイヤチェーン 手入れ 保管方法について

 

タイヤチェーンの手入れや保管方法についても触れておきます。

手入れや保管が適切なものでない場合、タイヤチェーンの耐久性にも影響が出てきます。

 

 

 

 

劣化が早くなり、走行中に切れやすくなったり、使用できない場合もあります。

手入れの方法は以下の通りです。

 

  1. (使用後なる早で)水洗いする
    ※融雪剤を完全に洗い流す事が大事
  2. 陰干しする(新聞紙や乾燥剤で短時間に)
    非金属製のタイヤチェーンは紫外線で劣化する為
    ※錆の原因になる水分を完全に無くすことが大事
  3. 防錆剤を塗って保管(金属製タイヤチェーンは必須)

 

金属製タイヤチェーンの場合は、削れた部分が融雪剤の塩化カルシウムで早くに錆はじめます。

なので、使用後すぐに手入れをする事が理想です。

 

 

 

 

すぐに手入れが出来ない場合は、新聞紙で水分を除去する。

その後に防錆剤を塗って一時保管する方法がおすすめです。

 

 

 

 

防錆剤にはシリコンスプレーやKURE556、エンジンオイル等々、様々な物があります。

非金属製チェーン(ゴム製)の場合はシリコンスプレーを使うと、ゴム部分の劣化を防ぐ事ができます。

 

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錆が発生すると、金属製タイヤチェーンの場合は走行中に切れやすくなります。

手入れ・保管はもちろんですが、使用前に必ず状態の確認を行いましょう。

 

 

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タイヤチェーン アイスバーン 雪道 雪のない道での性能とは?

 

タイヤチェーンの走行性能として、アイスバーン(凍結路)・雪道(圧雪路)・雪の無い道それぞれについて調べてみました。

 

 

 

アイスバーン(凍結路)では、金属製のタイヤチェーンの方が路面に対して摩擦を作りやすいようです。

 

 

 

 

一方、雪道(圧雪路)や雪の無い道では、非金属製や布製のタイヤチェーンの方が摩擦を作りやすい事がわかりました。

 

 

 

 

布製のタイヤチェーンは、路面の水分を吸収して接地面を増やしてグリップ力を高めるという仕組みです。




その為、アイスバーンは相性が悪いようです。

 

 

 

 

反対に、金属のチェーン本体やスパイクのある非金属製のタイヤチェーンでは、突き刺さる事によってグリップ力を高める為、アイスバーンでの走行は布製に比べて有利という事が分かりました。

 

 

 

 

雪の無い道では、金属製のタイヤチェーンでは、舗装面やチェーン本体を傷める為、非装着の状態での走行が好ましいです。(30km/hの制限速度と乗り心地の悪さもあります)

しかし、部分的に凍結や雪のある箇所を走行する場合がほとんどだと思われます。

 

 

 

 

雪のある箇所、ない箇所が交互にある道路では、非金属製のタイヤチェーンを装着した走行が好ましいです。

 

 

 

 

それでは、布製のタイヤチェーンではどうなのか?

布製のタイヤチェーンは、緊急用という位置付けで考えるのが良さそうです。

 

 

タイヤチェーン 持ち運びしやすいのはどれ?

 

 

次にタイヤチェーンの持ち運びに注目して比較しました。

持ち運び、といっても車内に搭載しておく、というイメージです。

 

 

 

 

 

限られたスペースでは、よりコンパクト&軽量に越した事はありません。

そう考えると、重量的な部分では「布製>非金属製>金属製」が考えられます。

 

 

 

 

では、スペースの占有という面ではどうなのか?を調べました。

素材ごとに収納ケースのサイズ、重量の平均を算出しました。

 

 

 

 

占有という面では、布製と金属製のタイヤチェーンがよりコンパクトという事がわかりました。

重量を考えると、緊急用の備え付けとしては布製タイヤチェーンが最適と考えられます。

 

 

 

 

非金属製のタイヤチェーンは、布製や金属製に比べてコンパクトに収納するのが難しい様です。

その為、収納ケースのサイズが大きい傾向にあります。

 

 

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また、重量も3種類の中では1番重い事が分かりました。




 

タイヤチェーン 布製の性能 メリットやデメリットは?

 

改めて布製のタイヤチェーンの性能やメリット・デメリットについて考えてみました。

 

 

 

 

布製タイヤチェーンのメリット

 

 

 

 

  • 取付&手入れ&保管が楽
  • 車内に常備しても占有スペースが少ない
  • 対応サイズが幅広い

 

 

布製タイヤチェーンのデメリット

 

 

 

 

  • アイスバーンはグリップ力に劣る
  • 舗装路走行は劣化しやすい
  • チェーン規制でも走行不可になる箇所がある

 

 

タイヤチェーンは、装着しているタイヤのサイズに対応した物を取付ける必要があります。

伸縮する布製のタイヤチェーンは、他のタイヤチェーンに比べて取付け可能なタイヤサイズの幅が広いです。

 

 

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なので、タイヤサイズが近い車であれば、共有して使うという方法も可能です。

一方、グリップを高める仕組みの都合上、アイスバーンでのグリップ力は他に劣ります。

 

 

 

 

位置付けとしては、たまに積雪がある地域での緊急用という用途が適していると考えられます。




私が住んでいる地域も寒波によって1cm程度の積雪が数年に1度の頻度であります。

私の場合は、車に布製のタイヤチェーンを常備しておくのが良さそうです。

 

 

 

 

…と、記事の執筆をしている間に大寒波が到来しました。

この状態が一晩続くと、翌日はタイヤチェーンが必要になるかもしれません。

 

 

タイヤチェーン 規制について

 

タイヤチェーンの規制についても触れておきます。

 

 

 

 

「チェーン規制」は2018年に改正されました。

規制区間ではタイヤチェーンが装着されていない車両は通行ができません。

 

 

タイヤチェーン 規制 いつ?確認方法は?

 

 

チェーン規制が発令されるのは、異例の降雪量(大雪)が予想される場合に該当するの地域の国道や高速道路の区間に対して行われます。

 

 

 

 

気象庁や国土交通省が大雪が、予想される2~3日前に発表されます。

日本道路交通情報センターやハイウェイ交通情報をチェックすると確認しやすいです。

 

 

タイヤチェーン 規制 スタッドレスだけはOK? 種類は?

 

 

「チェーン規制」の対象区間では「チェーンを装着している車両」が通行できます。

なので、スタッドレスタイヤだけの走行はできません。

 

 

 

 

反対に、「タイヤチェーンを装着している車両」であれば夏タイヤでも通行できます。

 

 

 

 

通行できる対象のタイヤチェーンの種類は金属製・非金属製・布製、どれでも大丈夫です。

ただし、スプレータイプのタイヤチェーンは対象外です。

 

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また、関越トンネルでは金属製・布製のタイヤチェーンは不可となっています。

チェーン規制が発令されている場合は非金属製のタイヤチェーンを装着しましょう。

 

 

 

 

タイヤチェーンの取付けには、タイヤ周りの除雪の必要や手指の怪我の可能性があります。




タイヤチェーンと一緒に軍手・アームカバーやスコップ、カイロを用意しておくと安心です。

(製品によっては軍手やアームカバーが同梱されている物もあります)

 

 

 

スタッドレスタイヤにタイヤチェーンを装着していても、スリップやスピンは起こります。

「急」のつく操作を避けた安全運転が大切です。

『スタッドレスタイヤについて調べてみた』

『フロントガラスの凍結 予防策はこれだ!』

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