車を買い替えた場合の、任意保険の切り替えについて調べてみました。
みなさんは所有されている車は、任意保険に加入していますか?
今回、車の買い替えをした場合、任意保険の切り替えの方法や注意点を調べてみました。
車の買い替えと任意保険の切り替え
加入されている任意保険にもよりますが、ネット型自動車保険の場合は自身での手続きが必要です。
私の実家では、私以外の家族は保険代理店(知人が経営)の自動車保険に加入しています。
(私はネット型自動車保険に加入しています)
なので、車の買い替えの際に「車買い替えます、○月○日納車です。」と連絡していたイメージがあります。
ネット型自動車保険では、自身で切り替え手続きをする事以外の注意点があるようです。
リサーチした事をまとめてみました。
任意保険の切り替え 方法と必要な物
まず、その方法と必要な物です。
方法については会社によって詳細は異なります。
web上のマイページからの手続きがほとんどです。
必要になる書類は主に以下のとおりです。
- オドメーターの走行距離(新旧車両の両方)
- 新しい車の車検証
(注意)
- オドメーターの走行距離
旧(手放す車)→ 下取り・買取に出す場合は前もってメモする(日付も一緒に)
新(乗り換える車)→ 中古車&納車前は購入店舗に確認してもらう
※新車の場合は1km以上を入力 - 新しい車の車検証が無い場合は以下の情報が必要
・車の登録番号(ナンバー)
・初度登録年月
・型式
・車台番号
・車両所有者&使用者
任意保険の切り替え 補償内容の確認など
次に、切り替えた後の補償内容などの確認です。
車が変わると以下の点により最終的に保険料が変わる場合があります。
保険料が高くなる場合は追加の保険料納付、その逆では差額の還付手続きが必要です。
- 型式別料率クラス
- 車両保険の保険料額
- 各種特約
型式別料率クラスは、型式ごとの事故実績を踏まえて保険料と保険金から算出された損害率を自家用車両の平均と比べる事でクラス分けした物です。
詳細は検索していただくと多くの情報が手に入ります。
このクラスに比例して保険料は高くなります。
一般に多く販売されている車種、事故の多い車種が高い傾向にあるようです。
また、車両保険は車両価格に対して保険金額が設定されます。
車の買い替え(乗り換え)で保険を切り替える場合は、ここも注意が必要です。
前の車両のままの金額にしていると、万一の時に十分な保険金が受け取れない場合もあります。
買い替えで車のタイプが変わる場合は、周囲の環境が変わった事も要因と考えられます。
同様に、車を運転する環境も変わるので、特約の要不要を精査しておきましょう。
新しい環境に対して必要な物だけを選別する事で保険料を安くできる可能性があります。
買い替えでボディサイズが大きくなる場合は注意が必要です。
その大きさに慣れるまでに擦る等の可能性が高くなります。
任意保険の切り替え 等級の引継ぎ
次は、等級の引継ぎです。
ほとんどの場合、自家用車→自家用車の乗り換えなので、等級の引継ぎは可能の様です。
以下に該当する場合は、等級引継ぎが可能のようです。
- (新規購入の場合で)前の車処分(廃車、譲渡、返還など)している
- 入替える車の所有者が前の車と同じであること
所有者…記名被保険者(主に運転する人)orその配偶者・同居家族 - 入替える車が自家用8車種に該当している
同居であれば家族間の等級引継ぎが利用できます。
同居の子供の免許取得で車を購入する場合、親の等級を引継ぐと保険料を抑える事ができます。
親の年齢での新規保険加入の方が、子の年齢で同様に加入するよりも保険料が安くなりやすいです。
車の買い替えの場合の保険切り替えは、加入している保険会社に問い合わせしておくと安心です。
自家用8車種とは?
先に書いている「自家用8車種」についてご紹介します。
言葉では難しく見えますが、大きさ・構造・積載量等により分類された自家用車両を指しています。
8車種は以下の通りです。
- 自家用普通乗用車
いわゆる「3ナンバー」の自動車
形状問わず大型のセダン・ミニバン・SUVなど多くが該当する - 自家用小型乗用車
いわゆる「5ナンバー」の自動車
コンパクトカーが該当、7ナンバーが割り振られる車もある - 自家用軽四輪乗用車
いわゆる「軽自動車」
5または7ナンバーが割り振られる - 自家用小型貨物車
5ナンバー規格に収まる貨物専用者がこれに分類される
4・6ナンバーが割り振られる
条件が設定され、1BOX・ライトバンが該当する - 自家用軽四輪貨物車
軽自動車規格に収まる貨物車
4・6ナンバーが割り振られる
軽1BOXバンや軽トラックが該当する - 自家用普通貨物車(最大積載量0.5t以下)
3ナンバーの規格&小型貨物車と同様の特徴がある車が該当する
1ナンバーが割り振られる
ピックアップトラック、大型SUVやワゴンを改装した物も含まれる - 自家用普通貨物車(最大積載量0.5t超2t以下)
小型トラック等が該当する(こちらも1ナンバー)
最大積載量0.5t以下との違いは保険料や自動車税の額が少し高い点 - 特殊用途自動車(キャンピング車)
警察車両、消防車、救急車、キャンピングカーなど特殊な用途に用いられる車が該当する
8ナンバーが振り分けられる
保険会社により加入を認められない場合がある
8ナンバーの自動車については、加入している保険会社に確認する事が必要です。
任意保険 切り替えのタイミングはいつ?
車両入替の手続きのタイミングはいつするのがよいのか?
これは、納車日前に行うのが一般的です。
保険会社により、納車○日前からOKと決められている場合があります。
納車日が決まったら、その前日までに車両入替の手続きをしておきましょう。
先にも書いていますが、補償内容の見直しをしておきましょう。
車の買い替え 中断証明書を発行してもらう場合について
車の無い期間が一定期間ある場合は、中断証明書を発行してもらい一時的に解約する必要があります。
期間や条件、発行の手続きは保険会社ごとに変わるので要確認です。
例えば、車を売却後に新しい車が納車されるのが1ヵ月後になる場合です。
車を所有しない期間が8日以上あるので中断証明書の発行条件に該当します。
中断証明書を発行してもらう事で、等級を10年間保存できます。
ただ、現在の車の売却~新しい車の納車までが1ヶ月未満の場合は、車の乗り換え変更の手続きでOKの様です。
車の乗り換え変更でOKな場合の注意点
これは、私が加入している任意保険の会社に問い合わせした時の回答です。
新旧の車の入替スパンが1ヶ月未満の場合は、中断証明書の発行や2台目への保証の移行は不要との事でした。
他にも、以下の点で注意が必要との事でした。
- 旧の車の情報を手元に残しておく事が必要(ODOメーターの数値、車検証の画像)
- 新の車の情報(ODOメーターの数値、車検証の画像)
- 新旧の保険切り替え手続きは、新の車の納車前日までに行う
旧の車の走行距離が必要なので、写真などで残しておきましょう。
買い取り業者や陸送業者から走行距離の記載された書類を受け取る場合があります。
新の車の情報も同様に必要です。
所有者の変更や車検(切れている場合)が完了しないと車検証等の情報は手に入りません。
手続きを販売店に委託している場合は、担当者に伝えておきましょう。
新旧の保険の切り替えは、納車当日では反映がされない様です。
切り替えの期限は納車日の前日と考えておきましょう。
中断証明書と2台目加入への補償の移行について
2台目の所有車も同じ保険に入っている状態で、1台目のみ中断の為に解約する場合についてです。
私の場合、妻の車がこれに該当します。
2台目の加入時に、1台目の補償範囲でカバーできる補償もあります。
1台目の車を買い替え&納車までの期間が空く場合、1台目のみに付けている補償の扱いについて調べてみました。
私が加入している保険会社に問い合わせしてみました。
保険会社の回答は以下の通りでした。
(1台目)解約&中断証明書の発行
(2台目)継続&1台目でカバーしていた補償のみを移す
保険料の部分は確認し忘れました。
中途解約なので、残り期間分の残高がある場合は返還(1台目)と思われます。
移した補償分の追加保険料を納付(2台目)と思われます。
問い合わせた場合では、WEBのマイページからの手続きができないらしく、電話での問い合わせ&手続きになると回答をいただきました。
細かな部分は保険会社により異なりますので、参考にしてください。
車の買い替えの場合は、車を手放す前に確認しておきましょう。
この度、約9年半を過ごした愛車の86を手放しました。
自分名義の初めての車(しかもMT)で、色んな思い出があります。
この記事は86売却→次の車納車までの期間が開くので、執筆しました。
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