車のガラスが割れる原因や修理代、保険や応急処置について調べてみました。
飛び石などでできた小さな「ヒビ」。
気が付いたらガラスが割れてるかもしれません。
車のガラスが割れた その原因とは?
車のガラスが割れる、その原因について調べてみました。
事故の他に多いのは「飛び石によるヒビ」です。
前を走行する車が蹴り上げた石がフロントガラスに当たりできる小さなヒビ。
これが走行中の振動や温度差などで大きくなっていきます。
最終的にガラスが割れてしまう事に繋がります。
フロントガラス以外にもサイドガラスへの飛び石もあります。
リヤガラスについては、飛び石ではなく落下物による破損等が原因である事がほとんどです。
降雪量の多い地域では、屋根からの落雪や氷の落下による破損というケースがあるようです。
車のガラスが割れた 応急処置の方法は?
では、車のガラスが割れた時の応急処置はどのようにしたら良いのか?
それは「飛散を防ぐ処置をする」事です。
具体的にはガムテープやビニール袋等を使い養生します。
ガラスが割れている状態なので、軍手など怪我をしない準備をして応急処置を施しましょう。
ガラスが破損している状態での走行は危険です。
可能であれば、購入した販売店や整備工場に連絡を取り、対処法の指示を仰ぎましょう。
急いでいる場合は、出張サービスのあるガラス修理業者へ連絡をする方法も有効です。
車のガラスに入ったヒビは、大きさにより修復できる場合があります。
車のガラス 修理できる傷とは?
車のガラスにできたヒビは、出来た場所や大きさによっては修復できる場合があります。
小さな物やヒビが大きくなりにくい場所の物は、市販のリペアキットで修復する事ができます。
目安は以下の通りです。
- 直径約2.5cmが目安
100円硬貨の直径程度の大きさのヒビまでが修復できる目安
専門業者によって500円硬貨サイズまでの場合もあるが、DIYレベルでは100円硬貨まで - ガラスの縁から離れている
ガラスの縁にできたヒビは、走行中の振動の影響を受けやすい
修復しても時間を空けず大きなヒビ・割れに繋がりやすい - 運転席の前以外
修理してもヒビが綺麗に消えるわけではない
光の反射など、運転に支障をきたす可能性がある
ヒビの深さなどの他の条件もあります。
小さく浅いものであればDIYで修復してみるのもいいかもしれません。
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市販のリペアキットでは、コツが必要や上手く仕上がらないというレビューがありました。
このような場合もある事を留意しておきましょう。
【父の車での話】小さなヒビを放置してガラス交換になった話
私が小学生の頃の話です。
父の車のフロントガラスに小さなヒビが入った事があります。
ガラスの縁に近く、補修ができず数日の内にヒビが大きくなりました。
最終的にはフロントガラスを交換する結果になりました。
補修アイテムは1,000~3,000円程度で入手できます。
フロントガラス交換はそれ以上の費用が掛かるのは明らかです。
小さなヒビを見つけた場合は直ぐに対処する事をおすすめします。
また、ヒビに水や汚れが侵入すると修理が難しくなるようです。
ヒビを見つけても直ぐに修理できない場合は、テープなどで保護しておくと良いでしょう。
車のガラスが割れた 修理代は?
車のガラスが割れた場合の修理代について調べてみました。
車種等によって修理代が変わります。
旧車等の部品が製造終了の場合や、特殊加工のガラス交換は、高額になりやすいです。
- ヒビ等のリペア … 1万5千円~3万円
専用のリペア機具を使用して修理
大きなヒビは不可(500円硬貨大が限度) - フロントガラス交換 … 5万円~15万円
車種・ガラスの種類によって変わる
ディーラーに修理依頼すると割高になる傾向(マージン発生など)
修理にかかる時間については以下の通りです。
- リペア … 30分~1時間程度
- ガラス交換 … 数日掛かる事が多い
ガラス交換の場合、発注等があるので時間がかかりますね。
また、ガラスの修理や交換の場合は、ディーラーよりも専門業者に直接依頼する方が安く済む場合が多いようです。
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ガラス交換の場合は、ドラレコやフィルムアンテナなどの装備品により、費用が変わります。
見積もり依頼してもらう事が大切です。
ガラス交換ではありませんが、86のフロントガラスに遮熱フィルムを貼り付けてもらう時の事です。
見積もり時に施工業者から、ナビのフィルムアンテナを新しく貼り直す事が必要だと言われました。
車のガラスが割れた 保険は使える?
車のガラスが割れた場合の修理代に保険は使えるのか?について調べました。
結論は「使える」保険もあります。
使えるのは、車両保険が掛けられている場合に限ります。
注意点は「全額保険で賄えない」事と「割高になる場合がある」事です。
車のガラスの修理代 全額保険で賄えない理由
車のガラスが割れた時の修理代に保険を使っても、全額を賄えない理由について。
それは免責額の設定があるからです。
車両保険では免責(自己負担額)が設定されている場合があります。
86の場合、1回目も2回目以降も20万円の免責額を設定しています。
例えば、免責額を10万円と設定した場合を考えてみましょう。
ガラス交換の費用が15万円でした。
この場合は、自己負担で10万円を支払い、残りの5万円を保険を使って支払います。
※免責額を下回る修理代の場合は、保険から支払われる事はありません。
車のガラスの修理代 結果として割高になる理由
次に、保険を使って修理代を支払った場合に割高になってしまう理由について。
これは、保険を使う事で次回更新時に1等級下がってしまう為です。
結果として更新時の保険料額が高くなります。
それだけではなく、事故有係数適用期間が加算されます。
適用期間は、更新時の保険料額の割引率が大幅に少なくなります。
無事故での更新時の割引率の半分程度の割合です。
車両保険を使用すると、更新時に保険料額が修理代以上に増額する場合があります。
保険を使用する場合は、契約している保険会社に問い合わせてみましょう。
最後に、車のガラスにヒビを見つけた場合のNG事項を書いておきます。
- お湯を掛けない(冬場はヒビが無くてもNG ガラスが割れます)
- 修理せずに撥水コーティングを施工する(修理不可・仕上がりが悪くなる)
ガラスの割れはもちろん、ヒビも大きさによっては車検が通らない場合があります。
小さなヒビでも見つけたら早めの処置を取りましょう。
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