中古車の購入 走行距離から考えてみた 認定中古車という選択肢 選び方の注意点について

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情報

中古車を購入する時の選び方や注意点など、走行距離から考えてみました。

私の体験談も一緒に書いてます。

 

 

 

 

中古車市場 コロナで値上がりしている

 

 

コロナ禍により、働き方をはじめ、生活スタイルが変化しました。

中古車市場にもその影響があり、中古車の価格が上昇しています。

 

 

 

 

中古車だけではなく、新車も販売数が増えた、というニュースを目にしました。

しかし、半導体の生産が追い付いておらず、納車を待つことができずに中古車を購入するケースが増えています。

 

 

 

 

そんな需要の増加により、中古車の価格が上昇しています。

中古車の購入には、新車購入の場合とは違う注意点がいくつかあります。

 

 

 

 

思いつくものとしては「年式」、「修理歴や車検の有無」、「走行距離」といった所でしょうか。

選ぶ視点は複数ありますが、今回は「走行距離」について書いていきます。

 

 

中古車購入 走行距離ごとの選び方

 

 

一般に平均的な使用による年間の走行距離は10,000kmとされています。

経過年数に対しての走行距離の目安は、初度登録からの年数×10,000kmとなります。

 

 

 

 

しかし、経過年数(年式)に対して過走行や、反対に少ない場合は、どのように使用されてきたかを想像する必要があります。

 

 

中古車購入 年式より走行距離が多い場合の注意点

 

 

年式から目安となる走行距離よりも多く走行している車の場合は、このように使用されていたかもしれません。

 

 




 

 

  • 通勤で使用 & 通勤距離が長め
  • 社用車として使用

 

 

通勤で使用されていた場合は、定期的なメンテナンスがされていたか確認した方が良いです。

サスペンションのダストブーツやブレーキパッドの残り具合など、乗り心地や制動に関係する部品の消耗度合いのチェックが必要です。

 

 

 

 

また、社用車で使用されていた場合は、過積載で使用されている可能性が否定できません。

エンジンに大きく負担を掛ける使用方法であった場合、注意が必要です。

 

 

 

中古車購入 年式より走行距離が少ない場合の注意点

 

 

次に、年式に対して走行距離が少ない場合は、このような使用がされていたと考えられます。

 

 

  • 近場の買い物でのチョイ乗り(著しく距離が少ない場合)
  • 週末レジャーでの使用

 

 

年式に対する走行距離が著しく少ない場合は、自動車にとって好ましくない使用環境の可能性があります。

エンジンが十分に暖まる前に切られてしまうので、燃焼室に汚れが溜まりやすくなります。

他にも、バッテリーの充電が不十分になり、バッテリー寿命が短くなりやすいです。

 

 

 

 

このような使用をされているハイブリッド車の場合は、バッテリーが傷んでいる可能性があります。

週末レジャーで遠出するという使用方法の場合は、平均的な走行距離より若干少ない傾向にあります。

 

 

 

 

状態としては悪くないので、中古車市場では高めの価格設定がされる事が多いです。

続いては、具体的な距離ごとに書いていきます。

 

 

中古車購入 走行距離ごとの注意点と選び方

 

 

中古車価格と走行距離は、反比例の関係にあります。

また、一般的に中古車購入の諸費用は車体価格の10~20%と言われています。

(150万円が予算の場合、125~136万円が車体価格の目安)

 

 

 

 

走行距離に絞った場合は、以下のような状態の車が多くなると考えた方が良いです。

 

 




 

 

①走行距離 30,000km 新車に近い綺麗な状態

 

 

走行距離が30,000km程度の車は、初度登録からの経過年数が少ない物が多いです。

状態としても綺麗な状態の物が多く、車体価格は高め(新車で購入するよりは安い)です。

 

 

 

 

長い年数での使用や、手頃に新車に近い状態の車に乗りたい場合は、この走行距離を目安に選んでみましょう。

 

 

②走行距離 50,000km 程よい状態で程よい価格

 

 

走行距離が50,000kmの車は、お手頃に程よい状態の物が多いです。

初度登録から5年程度経過している車が多く、50,000kmを少し超えた物が狙い目です。

 

 

 

 

新車に近い状態よりも価格重視で探している場合は、この走行距離を狙ってみましょう。

 

 

③ 走行距離 100,000km~ とにかく価格重視

 

 

走行距離が100,000kmを超えると、車体価格が安くなります。

とにかく価格重視で車を探している、という場合に目安となる走行距離です。

 

 

 

 

状態としては、初度登録からの経過年数もそれなりなので、経年感を感じられるものが多いです。

注意したいのは「修理に大きな金額が必要な場合」が多くなる、という点です。

 

 

 

 

走行距離が伸びてくると、経年劣化によりパーツが破損等の要交換の状態である場合が多くなります。

メーカーの一般補償が5年または100,000km以内の場合が多く、これに該当する修理が実費となります。

 

 

 

 

メンテナンスノートや各所の目視と試乗で、車の状態をよく確認する事が必要です。

メンテンナンスノートについて、最近あった事を書いておきます。

 

 




 

 

メンテナンスノートが無い中古車 私の体験(マツダ デミオ)

 

 

これは、妻の車としてマツダのデミオ(DJ3FS)で起きた事です。

車両を探してもらうのは、20年以上の付き合いのあるガソリンスタンドの中古車販売部門でした。

 

 

 

 

車種やモデル、グレード等の希望を伝えて、見つかった車両の現物確認をして購入しました。

当時気が付かなったのは「メンテナンスノートがない」という事でした。

 

 

 

 

納車後、最初の車検を迎えました。

車検を依頼したのは、購入した所とは別のガソリンスタンドです。

車検から戻ってくると、ブレーキペダル辺りから変な音がするようになりました。

 

 

 

 

依頼したガソリンスタンドへ問い合わせ、確認やメンテナンスを再度実施してもらいました。

結果は変わらずでした。

 

 

 

 

結局、ディーラーでの一般補償の修理に該当する、という事でディーラーに持って行くことになりました。

ここで、メンテナンスノートが必要だと言われました。

 

 

 

 

メーカーにより異なりますが、メンテナンスノートに一般補償や特殊補償の保証書が付いているようです。

メンテナンスノートを含めて、購入したガソリンスタンドへ問い合わせ、対応してもらいました。

 

 

 

 

メンテナンスノートは、最後まで見つからなかった為、改めて購入し、ブレーキペダルの異音もディーラーへの持ち込み修理で解消されました。

(今回は、購入したガソリンスタンド側でメンテナンスノートの購入、発生した費用を負担してくださいました。)

 

 

 

 

私はメンテナンスノートに対しては、整備した内容を記録するだけの物、と考えていました。

今回の件で、中古車購入には、書類の有無も確認が必要だと強く感じました。

 

 




 

 

※前オーナーの個人情報を消す目的でメンテナンスノートが残されていない場合があります

※メンテナンスノートは購入されたディーラーで再発行してもらえる場合があります

 

 

 

 

車検を依頼したガソリンスタンドによると、リコールにならないが不具合がある場合は、メーカーの補償で無償修理が受けられるようです。

それを受けるには、保証書が必要で、たいていはメンテナンスノートに付いているとの事でした。

 

 

 

 

 

メーカー補償の期間は、初度登録後5年間若しくは100,000km以内(どちらか先に経過した方が期限)に設定されている事がほとんどです。

万が一のことを考えると、車両の状態だけではなく、書類関係が完備されているかも確認しておく事をお勧めします。

 

 

 

 

余談ですが、この件で車検を依頼したガソリンスタンド側の態度や対応に不満を感じました。

検査をパスしているとは言え「問題ない、音がするだけ」と回答するのは、いただけないです。

※本部に苦情を入れて、やっと動いたような感じでした(噛みついてはいません)

 

 

中古車購入 認定中古車について

 

 

中古車購入では、「認定中古車」という選択肢がある事をご存じですか?

「認定中古車」とは、ディーラーや販売店が独自に定めた厳しい基準をクリアした中古車です。

 

 

 

 

日本自動車査定協会(JAAI)や自動車公正取引協議会(公取協)などの第三者機関による定期監査などを受けているディーラーもあります。

認定中古車の特徴として、車両の品質が高い事が挙げられます。

 

 

認定中古車のメリット① 品質が高い

 

 

認定中古車のメリットの1つとして、品質の高さが挙げられます。

ディーラーや販売店が独自に設定している基準により、交換が必要なパーツが交換された状態で納車される場合が多いです。

 

 

 

 

ディーラーによっては、認定中古車の条件として「修理歴のない車両」という設定をしているディーラーもあるようです。

品質が担保されている、というのは安心して選べる1つのポイントになります。

 

 

認定中古車のメリット② 洗浄の質も高い

 

 

1つ目と重複するように見えますが、エンジンや機構ではなく、外装や内装の洗浄の質も高いという点です。

 

 

 

例えば、トヨタの認定中古車では、内装では天井のライナーやシートを外しての洗浄を行います。

エンジンルームについても綺麗に洗浄するので、年式の新しい認定中古車では、ほぼ新車と変わらないかもしれません。

 

 




 

 

ちなみに、トヨタの認定中古車にレクサスの車種が入っている場合があります。

ディーラーの担当さんに聞いてみたところ、程度によって分けられているようです。

  • 外装の状態が良いレクサス車 → CPO(レクサス認定中古車)
  • レクサスCPOの基準には届かないレクサス車 → トヨタ認定中古車

こんな理由との事でした。

 

 

 

 

内装では、見た目と同じくらいに気になってくるのが「ニオイ」です。

徹底した洗浄でニオイが抜けていると、車に対する印象も変わってくると思います。

 

 

認定中古車のメリット③ ディーラーや販売店の保証

 

 

メリットの3つ目は、ディーラーや販売店の保証がある点です。

品質の高い認定中古車ですが、万が一の故障の場合もフォローがあるのは頼もしいです。

 

 

 

 

ディーラーや販売店によっては、保証期間の延長プランの設定もあります。

長く乗り続けたいと考えている場合は、延長プランを一緒に申し込むのをお勧めします。

 

 

認定中古車のデメリット① 価格が高め

 

 

認定中古車にはメリットだけではなく、デメリットもあります。

その1つに、価格が高めに設定されている点が挙げられます。

 

 

 

 

これは、メリットを考えれば仕方がない事、と私は考えています。

乗り出しまでの費用を抑えたい、という方には認定中古車という選択肢は向いていないかもしれません。

 

 

認定中古車のデメリット② モデルやグレードが少ない

 

 

2つ目には、選べるモデルやグレードが一般の中古車より少ない点です。

やはり、厳しい基準をクリアした車両に絞られるので、これも納得できます。

 

 

 

 

前向きに考えると、人気車種など流通量の多いであろう車種では、比較的多くの選択肢が期待できます。

メジャーな車種であれば、状態の良い認定中古車に出会えるかもしれません。

 

 




 

 

認定中古車のデメリット③ リセールバリューは変わらない

 

 

デメリットの3つ目は、手放す時の査定に「認定中古車で購入した」事が反映されない点です。

手放す時の状態を査定されるので、購入時の状態は残念ながら影響力を持ちません。

 

 

 

 

なので、日常の運転で大切に綺麗に乗る、という事を心がけるのが大事です。

 

 

認定中古車 こんな人におすすめ

 

 

認定中古車は、このような人におすすめです。

  • 信用できる販売店が近くにない人
  • 購入費用を抑えたいけど、品質の良い車に乗りたい人
  • 車の事は詳しくないけど、中古車を選択したい人

 

 

 

 

車の使い方から考える買い方があるので、一度考えてみるのも良いでしょう。

『車の買い方 サブスクとリースの違いは何?』

『任意保険 車に乗るなら入っているのがマスト?』

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