車のヒューズ、全交換してみました!
せっかくなので、ヒューズのカスタマイズ挑戦しました。
その効果とは…
車のヒューズ 全交換 やり方
車のヒューズの全交換、このような流れで行います。
切れたヒューズを交換する場合は、該当のヒューズを入れ替えるだけでOKです。
今回は、全部の交換をするので、最初にバッテリーのマイナス端子を外すところから始めます。
コンピューターがリセットされるので、過去に交換したヒューズの手順を参考にします。
- オーディオ・ライト・ヒーター&エアコンをOFF
- エンジンOFF
- バッテリーのマイナス端子を外す
- ヒューズを交換
- (バッテリー端子外した後に10分放置)
- マイナス端子を接続
- エンジン始動(それ以外の操作はしない)
- アイドリング10分
- ライトON、アイドリングさらに10分
- 作業完了(ナビ・時計等の設定を忘れずに)
所要時間は30分以上は掛かりそうなので、十分な作業時間を確保しておきましょう。
車のヒューズを全交換 用意するもの
続いて、ヒューズの全交換の為に用意する物をリストアップしました。
- ヒューズ(新品)
- 絶縁できる手袋
- ソケットレンチ(バッテリー端子外す用)
- ヒューズプラー(車種によってはヒューズボックスにある)
- 新聞紙(車内ヒューズ交換時にマットの上に敷く用)
ヒューズプラーの代わりにラジオペンチでもOKです。
必要なヒューズのアンペア数と個数は、車の説明書や目視で確認して購入しましょう。
86では、取扱説明書を参考に、以下の個数を購入しています。
(10個単位では上のショップで購入しました)
-
- 7.5A…20
- 10A…15
- 15A…12
- 20A…3
- 25A…6
- 30A…4
(少数のヒューズは下のショップから購入しました)
ヒューズは「太平洋精工」の低背型で揃えました。
安すぎるヒューズは、不具合などの原因になります。
日本製や「エーモン工業」など、品質の担保されている物を選びましょう。
車のヒューズをカスタマイズ アルミテープとカーボン塗布
今回は、新品の純正ヒューズに交換しますが、カスタマイズにも挑戦してみました。
挑戦したのは、アルミテープとカーボン塗布です。
ヒューズのカスタマイズ アルミテープ
ヒューズにアルミテープを貼る、というカスタマイズに挑戦してみました。
カスタマイズ内容は名前の通り、「アルミテープを貼る」だけです。
ヒューズにアルミテープ その効果とは?
ヒューズにアルミテープを貼る事で、静電気の放電ができるようです。
エンジンルームのチューニングにある「アーシング」に似ています。
今回は、このアルミテープを購入しました。
(届くのに日数が掛かるので、別の物を急遽購入しました)
ヒューズの樹脂部分に貼っていきます。
ギザギザにカットすることで「放電する為の表面積を広くする」という効果があります。
今回は3mm×5mmと小さいので、普通にカッターでカットしました。
ちなみに、このアルミテープでの放電は「コロナ放電」という種類の放電になるようです。
詳細は、検索してみてください。
ヒューズのカスタマイズ カーボン塗布
もう1つのカスタマイズは、カーボン塗布です。
これは、接点部分にナノカーボンを塗る、という方法です。
これは点で接触する接点を、面で接触させて通電効率を上げる、という仕組みです。
デジカメやスマホ等、デジタルアイテムにも使える方法です。
今回は上のナノカーボンペンを使用しました。
これをヒューズの接点部分に塗ります。
(塗った直後は変化は見られませんが、時間が経つと白っぽくなりました)
カスタマイズしたヒューズが出来上がったので、交換していきます。
車のヒューズ全交換 やってみた
手順通りに、ヒューズ全交換をしていきます。
※自身で作業される場合は、自己責任にて行ってください
1 バッテリーのマイナス端子を外す
最初にボンネットを開けてバッテリーのマイナス端子を外します。
この時に、絶縁できる手袋を装着して作業しましょう。
2 ヒューズを交換する
次にヒューズを交換していきます。
86はエンジンルーム内、車内に1つずつヒューズボックスがあります。
エンジンルームのヒューズボックスにヒューズプラーがあるので、これを使い取り外します。
外し方は簡単、ヒューズのアンペア数の印字のある部分に噛ませて、引き抜くだけです。
※すべて外す前に、写真を撮っておきましょう
ラジオペンチで外す場合も、同じ要領で外しましょう。
新しいヒューズを挿す時に、向きは関係ないようです。
(ヒューボックスの蓋裏などに、ヒューズのアンペア数等の図が載っています。
挿し間違いが無いか、撮った写真も合わせて確認しましょう)
↑交換後のヒューズボックス
同様に、車内のヒューズボックスも交換していきます。
86は、運転席のアクセルペダルの上あたりにヒューズボックスがあります。
シートを下げ、目一杯倒して、座面に背中を付けるようにして潜り込んで作業しました。
↑交換後のヒューズボックス
こちらも、ヒューズを外す前に写真を撮り、交換後に確認します。
作業後にヒューズを見比べてみました。
外したヒューズは、接点部分が変色していました。
以前に一部入れ替えた「マジカルヒューズ」には、目立った変化はありません。
市販のチューニングされたヒューズでは、向きによって多少動作が変わることもあるようです。
※電源取りのヒューズの場合は、向きの確認が必要です
今回は交換するヒューズが多いので、交換作業で30分程度の時間が掛かりました。
3 バッテリーのマイナス端子を接続 エンジン始動
バッテリーのマイナス端子を接続します。
そして、エンジンを始動し10分間アイドリングさせます。
4 ライトONでアイドリング
次にライトをONにして、再び10分間のアイドリングをします。
5 ナビ・時計の設定をして作業完了
最後にナビや時計の設定をして、エンジンをOFFにしましょう。
オーディオの設定などもリセットされていますので、設定を忘れずに。
これで作業完了です。
ヒューズの捨て方 処分方法
各自治体にて処分方法が異なります。
リサーチでは、不燃ごみ、電球や蛍光灯と同じグループでの処分、という自治体が多かったです。
お住いの地域の処分方法に従って、処分しましょう。
車のヒューズ全交換 その効果は…
ヒューズ交換後に20km程、走ってみました。
一番変化を感じたのは「ギヤチェンジの引っ掛かりが無くなった」事です。
これまで「1速→2速」のギヤチェンジ時に、引っ掛かりを感じる事が多くありました。
トランスミッションオイルの交換時期かと考えていました。
ヒューズ劣化による信号伝達が十分にできていない事が原因かもしれません。
他にも、オーディオの聴こえる音域が少し広がったように感じました。
サウンドのプリセットに依るかもしれません。
しかし、以前より同じ音量でも聴き取りやすいと感じました。
走り出し等については、もう少し時間が必要です。
バッテリー端子を外した後は、一定の距離の走行が必要です。
コンピューターの学習してきた内容がリセットされ、再学習が必要なためです。
距離としては、100~200km程度の走行が必要のようです。
200km程、高速や山道等を走ってきました。
以前の感覚にはもう少し距離が必要のようです。
ヒューズ交換 費用とヒューズの値段について
最後に、今回のヒューズ交換に掛かった費用、値段について書いていきます。
今回は、太平洋精工のヒューズを使用しました。
ヒューズの値段は、購入店舗により変動します。
10個セットの購入では、1個あたり33円でした。
1個ずつの購入では、単価は63円でした。
今回のヒューズのみの購入金額は、(65個購入で)送料含め約4,000円でした。
ちなみに、最寄りのホームセンターでは、エーモン工業製の5個入りセットが販売されていました。
1個あたりの値段は、約63円でした。
カーボンペンやアルミテープを加えると6,000円程度の費用です。
カスタマイズせずとも、交換だけで十分な効果があるので、試す価値はあると思います。
交換時は、普段しない体勢で作業をするので、「食後すぐ」は避ける事をおすすめします。
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