夜間の運転で、後続車のライトがサイドミラーに反射して眩しい!
そんな経験ありませんか?
86で夜に運転をしていると、停車時に後続車のライトがサイドミラーに反射して直撃します。
本当に眩しくて「早く信号変わって!」と思ってしまいます。
今回は後ろの車のライトが眩しい!を軽減する対策を調べました。
後続車のライトが眩しい理由とは?
最初に後続車のライトが眩しい理由を少し考えてみましょう。
- ハイビームからロービームへの切替忘れ
- 光軸がずれている
- 後続車の車高が高い
- こちらの車高が低い
- 後続車の後部が重くてフロントが上向きになっている
通常の車高の車ではトラックのヘッドライトが眩しく感じるかもしれません。
スポーツカーや車高の低い場合は、ワンボックスや軽バンのヘッドライトの高さがちょうど眩しく感じる高さです。
高さの他にも、バルブの種類も理由として考えられます。
最近ではLEDバルブが標準で使われる事が多くなりました。
他のバルブとは違い、直線的な光り方なので、より眩しく感じやすいです。
おまけに、白色ライトで一層眩しく感じます。
後続車のライトが眩しい サイドミラーでできる対策について
後続車のライトが眩しい時、サイドミラーでできる対策について調べました。
対策① サイドミラーの向きを変える 畳む
1つ目は、サイドミラーの向きを変える、または畳む事です。
これは一番簡単な方法です。
しかし、後方視界が確保できない状態での走行は危険です。
停車中のみにしておきましょう。
対策② 道を譲る
2つ目は、道を譲って先を走ってもらうという方法です。
①よりも簡単ですね。
車を寄せる時は、安全確認を忘れずにしましょう。
対策③ ブルーライトカットレンズ(フィルム)に交換する
3つ目は、ブルーライトカットのレンズへの交換やフィルムを貼る事です。
メーカーによっては標準であったり、オプションで選択できる場合があります。
ミラーのレンズ交換なので、現在乗っている車でも付け替える事ができます。
トヨタの場合は、色はブルーですが親水コーティングされた物があります。
他にも、標準の透明なミラーに貼り付けるレンズタイプの物や、フィルムタイプの物もあります。
ルームミラーに反射する後続者のライトが眩しい場合は、防眩切替(フィルム貼付済)のあるものに交換する方法があります。
合わせてリヤガラスにスモークフィルムを貼ると効果的です。
後続車のライトが眩しい サイドミラー対策やってみた
実際に対策をしてみました。
今回は③のフィルムを貼りつける方法にしました。
購入したのは、こちらのフィルムです。
色の選択肢が複数あり、私はイエローにしました。
他の記事に夜用サングラスについて書いたものがあります。
夜用のサングラスって、レンズが黄色の物が多いですね。
これは、青の補色にあたる黄色をあてることで、明度を下げる効果があると考えられるからです。
眩しいと感じる光の波長はブルーライト(青色光)なので、補色となる黄色が防眩効果が一番高いのでは?と考えました。
青いフィルムの方がスタイリッシュな印象はありますが、今回は防眩性を優先しました。
ボディカラーに合わせて選ぶのも良いですね。
サイドミラーにフィルム貼付け やってみた
以下の手順で貼付けしました。
- サイドミラーのミラーレンズを外す
- 洗浄・脱脂
- フィルムとミラーレンズに薄めた洗剤をスプレーして貼付け
- スクレイパー(ヘラ)を使って空気出し
- ミラーレンズを取り付け
使用した道具はこちらです。
- シリコンオフ(脱脂剤)
- スクレイパー(ヘラ)
- マイクロファイバークロス
- 霧吹き
- 食器用洗剤
- ペーパタオル(キッチンタオル)
それでは作業していきます。
手順① サイドミラーレンズを外す
最初にミラーを外します。
動画で取り外しの様子が映されている物もあるので、合わせて確認してみて下さい。
ミラーレンズは向きを変える為のアームに嵌める形で取り付けられています。
ミラーの角を押して奥側に指が入る隙間を作りましょう。
その隙間から指を入れてミラーを外していきます。
感覚としては「ミラー割れない?大丈夫?」くらいの力が必要でした。
手順② 洗浄と脱脂
次にミラーレンズを洗浄します。
洗浄の前に、フィルムのサイズが合っているか、左右それぞれ分かるように分けておきます。
貼り付けの時にスムーズに作業する為の準備です。
硬いスポンジを使うと傷がつくと思われます。
最初に水を掛けてホコリを落とします。
次に台所洗剤を垂らし、洗浄します。
私は指を使って洗浄しました。
柔らかいスポンジ又はガーゼを使っても良いでしょう。
最後に洗剤が残らない様に水ですすぎます。
その後、ペーパータオルで水分を拭き取ります。
水分を拭き取ってから、シリコンオフ等の脱脂剤を吹き掛けて拭き取ります。
脱脂ができたら、フィルムの貼付けに移ります。
手順③ フィルムの貼付け
フィルムの貼付け前に、霧吹きに台所洗剤を薄めた水を入れておきます。
洗剤1滴にボトル半分程度を目安に作っておきましょう。
携帯用の手指消毒スプレー程度の大きさの場合は、ボトル1本分に
ミラーとフィルムの貼付け面にまんべんなく吹きつけます。
そして、ミラーにフィルムを貼り付けます。
この時は、ミラーとフィルムの間に水がある状態です。
フィルムの位置をこの時に調整しておきましょう。
スキングテープ等で仮止めしておくのも良いかもしれません。
実際、空気抜きの時にフィルムが移動してしまう事が頻繁にありました。
手順④ 空気を抜く
次にフィルムとミラーの間にある空気を抜いていきます。
スクレイパー(ヘラ)にマイクロファイバークロスを被せて空気を外に押し出します。
お菓子作りに使うスケッパー(プラスチックのもの)でも代用できそうです。
ミラー中心部から外側に向けて押し出します。
スクレイパーを押す力でフィルムの貼付け位置がズレる事があります。
適宜、貼付け位置の確認をしましょう。
実際に行ってみると、フィルムのたわむ部分から空気が入っている事がありました。
フィルムの全ての部分が貼付けられている状態になるまで空気を抜きましょう。
結構時間が掛かりました。
手順⑤ 元に戻す
フィルムが貼付けられたら、ミラーに戻します。
四隅をしっかり押し込んで嵌め込みましょう。
その後は、スプレーした水分が徐々に抜けていきます。
86の場合は、施工後2日目に綺麗に貼付いた様になりました。
施工翌日は、気泡の様な物が複数箇所にできていました。
(施工直後の方が綺麗でした)
後続車のライトが眩しい! フィルムは対策になるのか?
結論は「後続車のライト眩しい対策になる」です。
夜間の運転では、同じ車種のライトでも、眩しいと感じる事が減りました。
今回は、フィルムを貼付けて正解だったと感じました。
ただ、ライトの入る角度によっては、フィルム内で乱反射する様です。
一瞬ですが、ミラーが真っ白になり、視界が分からない瞬間がありました。
交差点での右左折では、目視による確認を慎重に行った方が良さそうです。
今回は、カラーフィルムの上に親水フィルムを貼付けました。
施工後に雨の夜間運転をしていないので、この条件での視界は追記する予定です。
車高の低い車では、後続車のライトが眩しいと感じる人は多いと思います。
フィルムのカラーバリエーションも数種類あります。
ドレスアップも兼ねてチャレンジしてはいかがでしょうか?
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