車の走行音がうるさくなったように感じる時はありますか?
これらのロードノイズの原因と対策、防音や遮音について調べてみました。
走行音 ロードノイズ その原因は?
最初に、走行音やロードノイズの原因について調べました。
原因は複数箇所ある事が分かりました。
走行音 ロードノイズ 原因① 風切り音
1つ目は「風切り音」です。
走行する車体にぶつかる空気との摩擦により発生する音です。
ビリビリやヒューヒューといった音が聞こえる事が多いです。
サイドミラーやバイザー、ドアとボディの隙間などが発生の原因箇所になる事が多いです。
走行音 ロードノイズ 原因② タイヤ
2つ目は「タイヤ」です。
タイヤから発生する音には「パターンノイズ」や「空洞共鳴音」などが挙げられます。
「パターンノイズ」は、タイヤにあるトレッドパターンが、路面と接地する時に発生します。
パターン(溝)と路面との間の空気が、圧縮→開放される事で発生します。
スポーツ走行向きのタイヤで発生する事が多いです。
「空洞共鳴音」はタイヤ内の空気により共鳴した路面の音の事です。
道路の継ぎ目を通過する時の音が大きいのは、空洞で音が共鳴する為です。
他にも、扁平率の低い(幅広く薄い)タイヤでは、路面の衝撃を多く吸収できません。
衝撃がサスペンションなどを経由して車内に伝わり、走行音になる事もあります。
走行音 ロードノイズ 原因③ エンジン音
3つ目は「エンジン音」です。
エンジンルームの音や振動が車内に伝わる事が原因です。
古い車では、エンジンを車体に固定するマウントの劣化が原因になる事があります。
他にも、燃費向上の為に低粘度のエンジンオイルが使われている事が多いようです。
その為、エンジンの駆動音がオイルに吸収されにくくなっている事も原因になります。
走行音 ロードノイズ 原因④ ルーフ
4つ目は「ルーフ」です。
主に雨天時の雨音です。
最近では、鉄板を薄く軽くしても強度を保つ方法がある為、雨音が響きやすくなっています。
86のルーフも雨音が大きく、遮熱対策も合わせた処置をDIYで施しています。
(別の記事で書いています)
走行音 ロードノイズ 原因⑤ 荷物・ドアハッチの摩擦音
5つ目は「荷物・ドアハッチの摩擦音」です。
荷室にある荷物同士がぶつかる音や、ドアハッチの内側の部品がぶつかる音が原因です。
「カタカタ」などの音がする場合は、荷物の積み方を変えてみましょう。
この他にも、古い車ではボルトの緩み等が原因となる場合もあります。
ねじ切らない程度に増し締めしておく事も、メンテナンスの一環として有効です。
走行音 ロードノイズ 対策
次に、走行音やロードノイズの対策について調べました。
走行音 ロードノイズ対策① タイヤを変える
1つ目は「タイヤを変える」です。
原因の部分で書きましたが、タイヤが原因の音が多いです。
そこで音の対策がされているモデルのタイヤに履き替えるという方法が有効です。
トレッドパターンやタイヤ内に吸音スポンジがある等、さまざまな対策がされています。
特に高速道路でのロードノイズが気になる場合は検討してみましょう。
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走行音 ロードノイズ対策② 遮音・防音
対策の2つ目は「遮音・防音」です。
遮音は「外からの音の侵入を防ぐ事」。
防音は「中で発生する音の共鳴を防ぐ事」というイメージで考えてみると分かりやすいです。
まずは、遮音から書いていきます。
ロードノイズ対策 遮音
外部からの音を防ぐ(抑える)事を行います。
具体的には「制振材の貼付、塗布」です。
制振材は音響関係のカスタマイズでも使われる事が多いです。
有名なメーカーの物から、構造が似ている物までさまざまな製品があります。
共通する部分としてブチルゴムが使われており、鉄板の共鳴や共振を抑える効果があります。
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塗布する制振材は、タイヤハウス内にスプレーするタイプの物もあります。
リサーチでは、タイヤハウスの外側・内側それぞれに遮音の施工をDIYした動画等がありました。
数値では大きな差は無いようですが、感覚として音が少し抑えられた様に感じました。
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制振材の貼付を行う箇所は多くあります。
車内では以下に施工する事が多いです。
- ルーフ
- フロア
- ピラー
- タイヤハウス
- ドア
車外では以下に施工する事が多いです。
- タイヤハウス
- インナーフェンダー
- フェンダーカバー
- ボンネット
制振材はたくさん貼り付ける事で効果が高くなります。
その分、重量が嵩む点に注意が必要です。
私も86のルーフにDIYで遮音・遮熱をしました。
貼付面の洗浄・脱脂など、手間はそれなりに掛かります。
ルーフの雨音が響かなくなり、雨の日の運転も快適になりました。
ロードノイズ対策 防音
次に防音について書いていきます。
具体的には音を吸収するスポンジを貼り付ける、という方法です。
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スポンジを貼り付ける事で、車内で発生した音が共鳴してノイズになる事を防ぎます。
車内側では各所に貼り付ける事が多いです。
車内側のフロアでは防音効果のあるマットを敷く方法もあります。
車外側ではボンネット裏に貼り付けるという方法があります。
制振材と合わせて使う事で、より効果が発揮されます。
エンジンルームのボンネットは、耐熱に優れている物を使用しましょう。
スポンジなので、遮熱の効果もあります。
86のルーフに施工した時も、夏場はルーフからの熱が弱くなった様に感じました。
制振材に比べると厚みがあります。
外したパーツの取り付けに干渉しないか、などを確認しながら施工する事が大切です。
走行音 ロードノイズ対策③ 隙間スポンジ等の貼付
3つ目は「隙間スポンジ等の貼付」です。
風切り音やビビリ音に対して有効な方法です。
スポンジの他に、ウェザーストリップに取付けるモールも販売されています。
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市販されている物があるので、貼り付けるだけで簡単に対策ができます。
貼り付ける場所も、簡単にアクセスできる箇所が多いので、DIYの最初の一歩におすすめです。
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走行音 ロードノイズ対策④ 専門業者に依頼
対策の4つ目として、これまで書いてきた対策を「専門業者に依頼する」事です。
DIYで行えば費用を抑える事ができます。
しかし、本当に十分な効果が発揮されているのか、については明確になりません。
そこで、十分な経験のある専門業者に依頼するという方法があります。
費用こそ高額(1BOXの車内全体施工で50万円ほど)ですが、その効果は高いです。
注意する点としては、業者の選択は慎重に行う、という点です。
リサーチでは、量販店での施工をされた車両で、吸音スポンジの剥がれが発生していたケースがありました。
専門業者に比べて費用を抑えられる量販店ですが、効果が無ければ無駄な出費になります。
業者の選定をする中では、費用以外にも施工実績やレビューを参照しましょう。
走行音やロードノイズ対策は始めるとキリがありません。
静粛性を高める事によるリスクを知っておく事も大切です。
例えば、緊急車両のサイレンや歩行者の声、自転車のベルなど外部からの警告音に気付くのが遅れる事等が考えられます。
走行音やロードノイズの対策を行う場合は、予算と求める静粛性の度合いを先に設定する方が良いでしょう。
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