雹が降って車がボコボコになってしまった!
修理に自動車保険(車両保険)が使えるのか調べてみました。
季節の変わり目になると、雹が降って被害が出たという報道を目にします。
中でも車のルーフやボンネットがボコボコになっている映像が必ずあります。
私も、前職で京都入りした日に雹に降られました。
車には修理が必要な大きな被害はありませんでした。
しかし、ルーフに当たる雹の音は聞いていて良い気分ではないですね。
このような被害を受けて修理する場合、加入している任意保険を使う事ができるのか?
加入している自動車保険に問い合わせをしてみました。
雹でボコボコの車 修理に保険は使えるのか?
雹でボコボコになってしまった車、その修理に保険は使えるのでしょうか?
以下は問い合わせへの回答です。
一般的に雹(ひょう)や、屋根からの落雪により、お車に損害が生じた場合など、雪による間接的な損害が原因でお車が損傷した場合は、車両保険「火災・落書き・台風」にて補償いたします。
ご契約内容を確認したところ、2台のお車に「一般車両」タイプをセットいただいておりますので、雹や屋根からの落雪によるお車の損害も補償の対象となっております。
ただし、実際に保険金のお支払い対象となるかどうかは、個々の状況に応じて判断する必要があります。
万が一、お車に損害が発生した場合のご相談や保険金のご請求については、事故・ロードアシスタンス受付デスクまでご連絡いただきますようお願いいたします。
結論は「補償してもらえる」でした。
しかし、保険金支払いの判断は個々の状況による、との事でした。
調べた所では、雹による被害の補償は「エコノミータイプ」の保険でもカバーされる様です。
ボンネットやガラスなどは交換できますが、ルーフは交換ができません。
ルーフの状態により修理に時間と費用が多く掛かってしまう場合があります。
今回は屋根からの落雪についても問い合わせました。
落雪でも車両保険で補償してもらえる(状況による)事がわかりました。
雹で車がボコボコ 修理に保険を使う場合について
雹で車がボコボコになってしまい、修理に保険を使う場合について掘り下げてみます。
車両保険を契約するときに「免責額」の設定があります。
金額が設定されている場合は、設定金額を超える分が保険金として支払われます。
上限は協定保険価格に設定されている額です。
修理に保険を使う時の注意点
修理に保険を使った場合に気を使えておく点について書いていきます。
まず「等級ダウン事故」としてカウントされる点です。
事故の内容により3または1等級ダウンとしてカウントされます。
雹に降られた車両の破損の場合は、1等級ダウンとみなされます。
具体的には「ノンフリート等級が下がる」事と「保険料が上がる」事です。
自動車保険やドアパンチの記事に書いています。
合わせて読んでみて下さい。(リンクは下に貼っています)
修理に保険を使う場合は、使った後の保険料額を算出してもらうと分かりやすいです。
雹で車がボコボコ 保険が使える同じようなケースとは
最後に、今回のように修理に保険が使える(可能性が高い)ケースについて調べてみました。
- 走行中の飛び石でガラスが破損した
- 強風で飛んできた看板等が直撃して破損した
- 山道を走行中に落石が直撃して破損した
- 屋根付き車庫が雪の重さで崩れて破損した
似ているけれど対象外になるケースはこちらです。
- 飛来し路上に落ちている物に当たって破損した
- 山道を走行中に落ちている岩に当たって破損した
- 落雪の音に驚いてハンドル操作を誤り、電信柱にぶつかった
なお、高速道路の走行中に先行車両からの落下物に当たってしまった場合は注意が必要です。
「落下物の持ち主の責任」、「車間距離が適正ではない」や「前方不注意」など、状況は複雑になります。
このような状況に遭遇した場合は警察と保険会社に連絡する事が大切です。
今回は雹に降られて損傷した場合、自動車保険で補償されるのかについて調べました。
補償される金額は契約している内容により異なります。
補償される金額を大きく設定すると保険料額が上がる点に注意が必要です。
長く所有している車の場合は、協定保険価格が低くなります。
修理費が高額になる場合は、車両保険で賄えなくなります。
そんな場合に、車両保険の補償に加えて保険金が支払われる特約もあります。
私が加入している「おとなの自動車保険」では「全損時修理特約」が該当します。
長く所有している車の保険は、更新時には特約の確認もしてみましょう。
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