ここ数年で耳にする機会の増えた言葉「サブスク(サブスクリプション)」。
果たしてそれは、買うよりも安いのか?高いのか?
リースとはどう違うのか? メリット・デメリットについても調べてみた。
車のサブスク(サブスクリプション)とは?
車のサブスク、「サブスクリプション」とは、このような内容です。
ビジネスモデルの1つ。商品ごとに購入金額を支払うのではなく一定期間の利用権として定期的に料金を支払う方式。契約期間中は定められた商品を自由に利用できるが、契約期間が終了すれば利用できなくなるのが一般的である。
出典:Wikipedia
つまり、車を購入するのではなく、毎月使用料を支払って一定期間、その車を使える、ということですね。
車のサブスクでは、契約期間が満了した場合は、原則として車は返却します。
中には、同じ車で契約を更新できる会社もあるようです。
車のサブスク リースとの違いは?
車のサブスク(サブスクリプション)は、リースと似ていますが、その違いは何でしょうか?
リースと比べて大きく違う部分は2つという印象です。
- カーリースは、任意保険への加入が必要
- カーリスは、契約期間終了後に車両を譲り受ける事ができる
任意保険について、サブスクの方は月額の金額の中に任意保険料が含まれています。
保険の内容も、ロードサービスや修理の場合の自己負担額など、車を通常の方法で購入した場合と変わらない内容でした。
車のサブスクは安いの?高いの?
車のサブスクは、果たして安いのか?それとも返って高くなってしまうのか?について考えてみましょう。
結論から書いてしまうと「使う人の使い方による」ですね。
サブスクでは、契約期間中や月あたりの走行距離が設定されています。
この距離を超過してしまった場合に、1kmあたり〇円という計算で超過分を請求される場合があります。
また、凹みや傷、シートの汚れ等の修復の費用が別途必要となる場合があります。
会社ごとに決められているようで、一概に断定はできません。
契約満了から車両の返却までの間に、ある程度の大きさや度合いの傷汚れなどは、現状復帰させて返却する必要があります。
契約期間中では、ガソリン代等のメンテナンスに含まれていない費用以外は定額で納められるのが、購入するよりも手間に対して割安というイメージになると思われます。
「契約終わったら返すだけだから、雑に扱っても問題なし!」と思っていると、返って高くなってしまいます。
車両返却の時に、超過分として請求が発生してしまう場合は、割高に感じてしまうのではないでしょうか?
なので、こんな人にとってはサブスクは安くなるのではないでしょうか?
- 月間の走行距離が1000km未満
- 年齢的に任意保険料が高い
- 1台を長く乗るよりも、定期的に新車に乗りたい
例えばメンテナンスに含まれない「バッテリー交換」は、3年~5年が目安になっています。
他の記事にも書いていますが、バッテリーをカー用品店などで交換する場合は、結構な金額になる事もあります。
車種によっては「サブスクの1月分がバッテリー交換の費用で飛んでった!」ってなる場合もあるんですよね。
タイヤについても、新品のタイヤの平均的な寿命を考えてみましょう。
長いサブスクプランでは、途中にタイヤ新調が入ってくるので、これらのイベント的な費用は考えておかなければいけないと思います。
反対に、こんな人にはサブスクは割高になる可能性がありそうです。
- 月間の走行距離が1500km以上
- 高速道路や悪路、幅の狭い道路を運転する事が多い
- 車内で飲食する事が多い
分かりやすく言えば「原状復帰の費用が別に掛かりそうな使い方」をしている人には割高になりそうです。
原状復帰が必要なプランでは、ある程度の大きさの車内外の傷・汚れに対して、査定後に超過分の請求がされます。
使用頻度や使用する場面が様々である程、契約が終了した時の余剰にかかる費用が、嵩む可能性があります。
車のサブスクのメリット・デメリット
車のサブスクのメリットとデメリットについて考えてみました。
車のサブスクのメリット
- 毎月の費用が一定・少額で車が乗れる
- メンテナンスと車検、税金、任意保険がコミコミで楽ちん
- その時の生活スタイルに合った車を乗ることができる
車を購入した場合、車体の費用を分割にして支払う事はできます。
しかし、車検・税金・任意保険は都度必要になります。(金額的にもそれなりの大きさ)
乗用車の平均的な使用年数は、13.51年と統計で数値が出されています。(自動車検査登録情報協会 令和2年3月末の平均使用年数より)
購入してからの約13年という期間で、生活スタイルが変わる事はあると思います。
契約年数ごとに、生活スタイルに合った新しい車を選ぶことで、ガソリン代などの費用が抑えられる場合もあるでしょう。
車のサブスク デメリット
- 中途解約の場合に解約違約金が発生する(不要の場合もあります)
- 走行距離が決められている(超過分は請求されます)
- 車両返却時の原状回復が必要(傷や汚れは修理・クリーニングが必要)
使用状況により、サブスクよりも購入やリースの方が使用者にとって負担が軽い場合もあります。
「サブスクが割高になりそうな人」の部分で書いているので、改めては書きません。
車の乗り方の選択肢の一つとして、自身の車の使用状況を振り返って考えてみましょう。
車のサブスクで、CM等で一度は聞いたことがある(と思われる)物を挙げておきます。
- トヨタ 「KINTO」
- マイカー乗るなら 「カルモ」
他にもサブスクを展開しているメーカーもありました。
- ホンダ 「Honda マンスリーオーナー」
- ニッサン 「Click Mobi」
- 損保ジャパンの代理店が運営 「SOMPOで乗~る」
- SUBARUも参入! 「SUBARU サブスクプラン」
- ガリバーの中古車ラインナップから選べる 「ノレル(NOREL)」
- VOLVOのサブスク 「SMAVO(スマボ)」
費用についてだけではなく、乗れる車の選択肢から選ぶこともできそうです。
車のサブスクに興味が出てきた人は、調べてみてください!
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