車の樹脂モールの劣化を、磨く事と意外なアイテムを使って、黒く復活させてました。
このブログの最初の記事にも取り上げた「モール」、コーティングを施工して1年程経ちました。
また白く劣化が目立ってきたので、今回は意外なアイテムを使用して黒く復活させてみました。
目次
モール 樹脂パーツの白化の原因
モールや樹脂パーツが白くなる原因について、おさらいです。
樹脂パーツやモールは、よく「未塗装」という言葉が付けられています。
文字の如く、塗装されていません。
なので、本来なら塗装による保護がない状態と言えます。
こう言った「未塗装」の樹脂パーツは、タイヤと同じように紫外線による劣化を押さえる成分が含まれているようです。
タイヤが茶色っぽくなるのは、その成分が紫外線に反応している為です。
しかし、それでも劣化はしていくので、結果として白くなってしまいます。
モール・樹脂パーツの劣化 復活させるには?
モール等の樹脂パーツの劣化を復活させるには、何をすることが有効なのでしょうか?
主には2つです。
- 染める事
- コーティング等で保護する事
ちなみに、このブログの最初の記事でコーティングによる保護の施工をしました。
販売されているコーティング剤には、長くて半年~1年程度の耐久性があります。
記事リンクは、この記事の下部に貼っています。
今回は、1つ目の「染める」という方法で復活させてみようと考えています。
車のモール・樹脂パーツ 黒く復活させる方法
車のモールや樹脂パーツを、靴墨を使って黒く復活させる方法を実際に施工していこうと思います。
ざっとした流れは、こんな感じです。
- マスキング
- 下処理
- 脱脂
- 靴墨塗り込み
- 磨き
- コーティング?
モール・樹脂パーツ 靴墨で黒く復活 手順①マスキング
まず最初に、作業するモール周辺をマスキングして保護します。
今回は、ルーフモールに施工するので、モールを囲うようにマスキングテープを貼っていきます。
モール・樹脂パーツ 靴墨で黒く復活 手順②下処理
続いては「下処理」です。
ここでする事は「洗浄」と「研磨」です。
まず、最初に「洗浄」します。
水を流しながらスポンジで、表面の汚れを洗い流します。
(柔らかく絞ったウエスで拭いてもOKです)
鳥のフンなどの汚れが付いている場合は、しっかり落としておきましょう。
続いては「研磨」です。
ホームセンターなどで見かける「メラミンスポンジ」を使用します。
水を含ませたメラミンスポンジで、モールを擦っていきます。
これにより、表面の劣化した樹脂を削り、本来の樹脂の表面を作っていきます。
(画像は研磨・洗浄完了後のルーフモール)
※ メラミンスポンジには研磨剤が含まれているので、ボディ部分を削らないように注意しましょう
研磨が終わったら、もう一度「洗浄」して乾いたウエスなどで拭き上げましょう。
モール・樹脂パーツ 靴墨で黒く復活 手順③脱脂
洗浄と研磨を行い、本来の樹脂の色が戻ったら、「脱脂」をしていきます。
この行程は、特別必要ではないと思うので、面倒と思う人はスルーしてください。
「シリコンオフ」等の脱脂剤を、乾いたクロスに吹きかけてモールを拭いていきます。
モール・樹脂パーツ 靴墨で黒く復活 手順④靴墨を塗り込む ⑤磨き
脱脂が終わったら、いよいよ靴墨を塗っていきます。
スポンジ一体型やクリームタイプと様々種類があると思うので、適切な使用方法で塗っていきましょう。
靴墨を塗って乾いたら、汚れても良い布などで磨いていきます。
余分に塗ってしまった靴墨を取ったら、これで作業は完了です。
あとはお好みでコーティングしてもOKです。
モール・樹脂パーツ 靴墨で黒く復活 手順⑥コーティング?
今回は、耐久性の実験もしたいので、片側に前回しようしたコーティングを施工しました。
手順⑤まで作業したモールに、市販の樹脂パーツコーティング剤を塗り込んでいきます。
これで作業終了です。
モール復活作業時の注意事項
靴墨を使ったモール復活の作業を行う時の注意事項です。
- 汚れても良い服装で作業する
- ゴム手袋などを装着して作業する
- マスキングは必ずしましょう
靴墨は油分と染料が含まれているので、手や衣服についた場合は落としにくいです。
なので、汚れても良い服装(黒など着いても目立たない色)やビニール手袋を着用しましょう。
同様に、ボディの施工箇所以外にも着いてしまった場合は綺麗に除去するのが難しい場合があります。
マスキングを必ずして、保護できている状態を作ってから作業に入りましょう。
(靴墨を使用した方法は、本来の使用方法ではありません。施工はご自身の責任のもとに行ってください。)
車の樹脂パーツ 劣化して白くなる前に対策を!
車の樹脂パーツは、劣化して白くなる前に対策をしておきましょう。
新車納入時にコーティングしておくことが理想ですね。
86は納車後3ヶ月程の時に一部、保護のコーティングを業者に施工してもらいました。
その箇所は、納車から7年目になった現在でも白くなっていません。
(納車時に比べれば、いくらかは色褪せていると思いますが…)
最近はSUV車などに、未塗装樹脂のパーツが多く装備されています。
納車時は、その黒さがボディ全体を引き締めてくれます。
白くなってから、塗り直したりするのは、なかなか手間がかかります。
可能ならば、納車してすぐに未塗装樹脂パーツのコーティングをオススメします。
コーティング剤として、おすすめなものをピックアップしました。
車の未塗装樹脂パーツ おすすめコーティング剤 3選
BLACK SHIELD モールコーティング剤
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耐久性は1年間の長持ちコーティング。
SCHILD(シルト) 未塗装樹脂コーティング剤
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未塗装樹脂コーティング剤 15ml 車 バンパー モールコーティング剤 硬化型 プラスティックコーティング剤 業務用 樹脂コーティング剤 ガラスコーティング |
ボディのガラスコーティング剤としても有名、SHILD(シルト)の樹脂パーツ用コーティング剤!
ピカピカレイン 樹脂パーツ復活剤
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撥水を超える滑水コーティングでお馴染み「ピカピカレイン」の樹脂パーツ用コーティング剤!
褪せた色の復活だけでなく、撥水効果があるのは珍しいです。
施工方法は、先ほどの手順と同じです。
納車後すぐであれば、磨くという行程をカットして、洗浄(よく乾燥させる)と脱脂をしてから施工しましょう。
また、商品によっては乾燥させる時間が必要な物もあります。
取扱説明書をしっかり読んで理解してから、作業に入りましょう!
↓モールなどの樹脂パーツへのコーティングの記事はこちら↓
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